朝一番(あさ いちばん)に 映画館(えいがかん)に 行(い)くなんて、想像(そうぞう)もしていませんでした。
人間椅子の 去年12月(きょねん じゅうにがつ)の 中野(なかの)サンプラザでの ライヴが、映画化(えいがか)されたのです。
当日(とうじつ)は 配信(はいしん)ライヴも あったので、もちろん パソコンのまえで 楽(たの)しみました。
それでも、映画(えいが)を 見(み)に 行(い)きました。
だって、今年(ことし)は ツアーが 延期(えんき)に なってしまったので、その 代(か)わりです。
映画(えいが)ですから、パンフレットも 買(か)いました。
開場(かいじょう)すると、入り口(いり ぐち)で 検温(けんおん)が ありました。
よしえ虫(むし)は 体温(たいおん)が 高(たか)めなので、ちょっと ドキドキしました。
無事(ぶじ)に 通過(つうか)して、シアターへ。
なんだか、不思議(ふしぎ)な 気分(きぶん)です。
映画(えいが)なんだから、座(すわ)って 静(しず)かに 見(み)るんですよね

100名(ひゃくめい)ほど 入(はい)れる 会場(かいじょう)に、よしえ虫(むし)を 含(ふく)め 8名(はちめい)。
客席制限(きゃくせき せいげん)が あるとはいえ、これで 大丈夫(だいじょうぶ)なのか

大型(おおがた)スクリーンに メンバーが 映し出(うつし だ)され、ドキュメンタリーとして ライヴの 模様(もよう)が 流(なが)れていきました。
途中(とちゅう)の 『芋虫(いもむし)』が 演奏(えんそう)されているとき、高齢(こうれい)の ご婦人(ふじん)が 出(で)ていったまま、戻(もど)ってきませんでした。
お連(つ)れの方(かた)に 付き合(つき あ)って 来(き)ていたようですが、どうにも 耐(た)えられなく なったのでしょう

映画(えいが)だけど、どうしても 体(からだ)が 動(うご)いてしまいます。
大(おお)きな 鈴木氏(すずき し)が 大(おお)きな 画面(がめん)で、巨大(きょだい)な 鈴木氏(すずき し)に なっています!
叫(さけ)びたい



でも、マスクをしているし、ここは 映画館(えいがかん)だということを 思い出(おもい だ)して、かろうじて 声を出(こえを だ)さないよう 我慢(がまん)しました。
そして、終盤(しゅうばん)の『針の山(はりの やま)』では、前(まえ)に 座(すわ)っていた オジサマが、体(からだ)を 左右(さゆう)に 揺(ゆ)らしていました。


みんなで ジャンプするところで、軽(かる)く こぶしを あげてしまいました。
ヨーロッパ・ツアーの 様子(ようす)も 少(すこ)し 見(み)られて、またしても 母(はは)の 気分(きぶん)に なりました。


7日(なのか)
朝一番(あさ いちばん)の ニュースに 耳(みみ)を 疑(うたが)いました。

その日(ひ)、よしえ虫(むし)は 朝(あさ)から 泣き続(なき つづ)けでした。
授業(じゅぎょう)を していても、涙(なみだ)が にじんできて 大変(たいへん)でした。
中学生(ちゅうがくせい)のとき、『ベスト・ヒットUSA』で 見(み)て 衝撃(しょうげき)を 受(う)けたのです。
それから、CDはもちろん、学校(がっこう)の 行帰(いきかえ)りには ポータブルカセットで 聞(き)き 続(つづ)けていました。
それからは、エディのような ギタリストばかり 好(す)きになって いきました。
よしえ虫(むし)の ギタリスト偏愛(へんあい)は、中二病(ちゅうにびょう)の ひとつです。
自分(じぶん)は 弾(ひ)けないのに、好(す)きな 音(おと)を 聞(き)いたら 誰(だれ)のギターか すぐに わかるようになりました。
エディの ギターなら、新曲(しんきょく)や フューチャリングでも、聞き違(きき ちが)えることは ありませんでした。
その日(ひ)から 数日間(すうじつかん)は、エディの ニュースや、アーティストたちの コメントを 目(め)にするたび、泣(な)いてばかりいました。
でも、アーティストたちの
「エディの 残(のこ)した 楽曲(がっきょく)が ある」
「エディの 残(のこ)したのは すべて大切(たいせつ)なもの」
など、エディの 功績(こうせき)を 褒(ほ)めたたえる 言葉(ことば)が 溢(あふ)れてくると、また エディの ギターが 聞(き)きたくなりました。
ラジオで かかるだけでも 泣(な)いていたのに、自(みずか)ら CDを 取り出(とり だ)して かけようという気(き)に なったのです。
それから、毎晩(まいばん)のように ヴァン・ヘーレンの アルバムを 聞(き)いています。
すると・・・
近所(きんじょ)の 品川心中君仮名(しながわしんじゅうくん かめい)も、夜中(よなか)に ヴァン・ヘーレンを 聞(き)いているでは ありませんか

彼(かれ)は きっと よしえ虫(むし)の 聞(き)いてきた音楽(おんがく)を 遡(さかのぼ)っているに 違(ちが)いありません。
中学生(ちゅうがくせい)の よしえ虫(むし)が、アーティストに 影響(えいきょう)されて 生(う)まれる前(まえ)の 音楽(おんがく)を 聞き漁(きき あさ)っていたように・・・
12日(じゅうににち)
庭(にわ)の キンモクセイが 咲(さ)きました。
今年(ことし)は ずっと 家(いえ)で 授業(じゅぎょう)をしていますから、授業中(じゅぎょうちゅう)も いい香(かお)りに 包(つつ)まれていました。
これも、今(いま)までには なかった経験(けいけん)です。
一年(いちねん)のうち、ほんの 一週間(いっしゅうかん)ほどの この芳香(ほうこう)を 一日中(いちにちじゅう) 楽(たの)しめるなんて、やはり よしえ虫家(むし け)は すばらしいと 思(おも)いました。
この 部屋(へや)に 住(す)んでいて、本当(ほんとう)に よかった

幸(しあわ)せな気分(きぶん)で 授業(じゅぎょう)ができました。
さて、今年最大(ことしさいだい)の 中二病(ちゅうにびょう)が やってきました




聖飢魔U(せいきまつ)の 期間限定復活(きかんげんてい ふっかつ)です

しかも、「ローム・シアター京都(きょうと)」に 降臨(こうりん)します

歩(ある)いて 行(い)けるところに お越(こ)し いただけるなんて

今年(ことし)は 様々(さまざま)なことに 変化(へんか)があります。
行脚物品(あんぎゃ ぶっぴん)の 授与(じゅよ)も オンラインに なりました。
だから・・・

大人買(おとな が)いして オンライン授業(じゅぎょう)の 背景(はいけい)に してみました。
これで、12月(じゅうにがつ)の ビデオ黒(くろ)ミサに むけて、テンション 上(あ)げていきます
