八月(はちがつ)の 中盤(ちゅうばん)に 長雨(ながあめ)があった せいかもしれない。
九月(くがつ)に 入(はい)ると、朝晩(あさばん) 涼(すず)しくなった。
扇風機(せんぷうき)も 出番(でばん)が 減(へ)った。
涼(すず)しくなると、食欲(しょくよく)が 増(ま)すのか、また 蚊(か)や ダニに 御馳走(ごちそう)を 振舞(ふるま)っている。
蚊取線香(かとりせんこう)と ダニブロックは、まだ 稼働(かどう)せねばなるまい。
珍(めずら)しく ツブリンが 窓(まど)に 貼(は)りついていた。
本名(ほんみょう)は カタツムリだが、よしえ虫家(むし け)では ツブリンと 呼(よ)んでいる。
ナメちゃんは 頻繁(ひんぱん)に 出没(しゅつぼつ)するが、家付(いえつき)ツブリンは あまり 出(で)てこない。
ツブリンは、ちいさな 触覚(しょっかく)を クリクリさせて、這(は)いあがっていく。
時々(ときどき) チラ見(み)しながら、授業(じゅぎょう)をしていた。


そう思(おも)いながら、GRさんと 話(はな)していた。
すると、何(なに)か 大(おお)きな 黒(くろ)いものが、窓(まど)を かすめた。
そして、ツブリンの いる 窓(まど)に 止(と)まった。


黒(くろ)い 影(かげ)は、バサバサと 羽(は)ばたいて 飛(と)び 去(さ)った。
そのあとに、ツブリンの 姿(すがた)は なかった




GR「先生(せんせい) どうしたの



GR「なに




GR「カタツムリって あの ぐるぐるの 貝殻(かいがら)が 乗(の)っかってる





GR「あっ、かわいい



GR「これが 最後(さいご)の 姿(すがた)やなぁ〜



7日(なのか)、体温(たいおん)が 36.77℃だった。


今月(こんげつ)は 大相撲九月場所(おおずもうくがつばしょ)が あった。
宮城野部屋(みやぎのべや)で コロナ感染者(かんせんしゃ)が 出(で)て、部屋(へや)ごと 休場(きゅうじょう)になってしまった。
それは 残念(ざんねん)だったが、やはり 宇良関(うら ぜき)や 照強関(てるつよし ぜき)や 琴恵光関(ことえこう ぜき)などが 土俵(どひょう)を わかせると、テンションもあがる。
会場(かいじょう)では できないが、家(うち)なら 声上(こえ あ)げて 応援(おうえん)できる。
スポーツって、こういうこと なんだと思(おも)う。
本来(ほんらい)の 意味(いみ)は 「気晴(きばら)らし」なのだから、叫(さけ)んで 喜(よろこ)んで 拍手(はくしゅ)することが スポーツなんだ。
それなら、よしえ虫(むし)にとっては、YouTubeで 爬虫類(はちゅうるい)の 動画(どうが)を 見(み)るのも スポーツかな。
エサを 食(た)べきるまで 「がんばれ

爬虫類(はちゅうるい)が だんだん 成長(せいちょう)していくのを 見(み)るのも、力士(りきし)が 番付(ばんづけ)を 上(あ)げていくのを 見守(みまも)るのと 似(に)ている。
少(すく)なくとも、よしえ虫(むし)にとっては・・・
20日(はつか)の 午後(ごご)、突然(とつぜん) 電話(でんわ)が 鳴(な)った。
出(で)てみると、京都市(きょうとし)からだった。
突然(とつぜん)の ワクチン接種(せっしゅ) 予約(よやく)の 連絡(れんらく)だった。
しかも、明日(あした)だと いう。
あまりにも 突然(とつぜん)すぎないか

たまたま JIさんが 授業時間(じゅぎょうじかん)を 変更(へんこう)したので、予約(よやく)できた。
予約(よやく)を 済(す)ませて 電話(でんわ)を 切(き)ると、メールが 来(き)ていた。

ということは、一人一人(ひとりひとり) 手動(しゅどう)で メールを 送(おく)っているということか。
ITの 利便性(りべんせい)を わかっているのか

翌21日(よく にじゅういち にち)、14:00に 歩(ある)いて 会場(かいじょう)へ 向(む)かった。
14:10 到着(とうちゃく)。
30分(さんじゅっ ぷん)ごとに 108人(ひゃくはち にん)が 接種(せっしゅ)する。
着(つ)いたときは まだ14:00の 接種者(せっしゅしゃ)が 残(のこ)っていた。
10分(じゅっ ぷん)ほどすると、14:00の 札(ふだ)が 15:00に 替(か)えられた。
14:30 接種開始(せっしゅかいし)。
書類(しょるい)の 確認(かくにん)、体温測定(たいおんそくてい)、予診(よしん)を 経(へ)て、接種(せっしゅ)へ。
打手(うちて)「利き手(きき て)じゃないほうに 打(う)ちますね




打手(うちて)「腕(うで)を 上(あ)げられなくて 仕事(しごと)で 困(こま)ったという方(かた)も いましたよー



打手(うちて)「大丈夫(だいじょうぶ)ですか



打手(うちて)「じゃ、この辺(へん)に いきますね




打手(うちて)「しびれていませんか?」


打手(うちて)「今日(きょう)は お風呂(ふろ)に 入(はい)ってもいいですが、ここを 強(つよ)く こすらないでください



打手(うちて)「それから お酒(さけ)は 飲(の)まないでください



打手(うちて)「じゃ、あちらで 2回目(にかいめ)の 予約(よやく)を してくださいね



次(つぎ)に 進(すす)んで 2回目(にかいめ)の 予約(よやく)を すると、すぐに メールが (き)来た。



携帯(けいたい)には 5Gの 表示(ひょうじ)が 出(で)ていた。


予約確認(よやくかくにん)メールを 受け取(うけ と)るのに 5Gは いらん

14:50まで 経過観察(けいかかんさつ)をして 退場(たいじょう)。
全過程(ぜんかてい) 40分(よんじゅっ ぷん)で 完了(かんりょう)。
徒歩(とほ)で 帰宅(きたく)。
結局(けっきょく)、何(なん)の 副反応(ふくはんのう)もなく ワクチン効果(こうか)も 実感(じっかん)がない。
mRNA「この 生体(せいたい)は 変更箇所(へんこうかしょ)が 少(すく)ないぞ

mRNA「仕事(しごと)が 楽(らく)で ラッキー

mRNAたちの 喜(よろこ)ぶ 声(こえ)が 聞(き)こえて きそうである。
ここのところ、トイレに アシダカさんが 住(す)みついている。
アシダカさんは アシダカグモである。
まだ、オチビさんなので 夜中(よなか)などは 踏(ふ)まないように そーっと 入(はい)るようにしている。
数日(すうじつ)したら、もう少(すこ)し 小(ちい)さい ベイベーが 加(くわ)わった。
どちらも、カワイイ

26日夜(にじゅうろく にち よる)、タンクの 下(した)に 何(なに)か 落(お)ちていた。


摘(つ)まみ 上(あ)げてみると、脱皮殻(だっぴがら)だった。



ヘビの抜殻(ぬけがら)を 財布(さいふ)に 入(い)れておくと、お金(かね)がたまると いうが、クモの殻(から)にも 何(なん)らかの 効果(こうか)は あるのだろうか?
とりあえず、コインケースに 入(い)れておいてみよう。
様々(さまざま)なことが 自粛(じしゅく)を 強要(きょうよう)されている。
そもそも「自粛(じしゅく)」とは、自(みずか)ら すすんで 活動(かつどう)を 控(ひか)えることである。
上(うえ)から、まして 周囲(しゅうい)から 命(めい)じられたり 要請(ようせい)されたり するものではない。
日本人(にほんじん)の ある一部(いちぶ)の 皆(みな)さん、日本語(にほんご)を 間違(まちが)えていますよー

そのような状況(じょうきょう)で、ライヴを 再開(さいかい)してくれるのは 非常(ひじょう)に ありがたいことである。
先月(せんげつ) 新譜(しんぷ)を リリースしたので、人間椅子(にんげんいす)が ライヴツアーを 行(おこな)っている。
しかしながら、ここにも「自粛(じしゅく)」の 影(かげ)が つきまとっている。
よしえ虫(むし)は、ライヴハウスに 行(い)くことを 自粛(じしゅく)した。
大阪(おおさか)へ 行(い)くのは、感染(かんせん)リスクが 高(たか)いからだ。
すると、有料配信(ゆうりょうはいしん)ライヴが 決定(けってい)した。
きっと あるだろうと 期待(きたい)していたが、最終日(さいしゅうび)の 東京公演(とうきょうこうえん)が 配信(はいしん)されることになった。
チケットを 発売(はつばい)と 同時(どうじ)に 購入(こうにゅう)し、10日間(とおかかん)ほど ワクワクしながら 待(ま)っていた。

毎日(まいにち) この画面(がめん)を 開(ひら)いて見(み)た。
開(ひら)いたところで、何(なに)か 変(か)わるわけでもない。
でも、ライヴ当日(とうじつ)まで チケットを 眺(なが)めているのと 同(おな)じ 心境(しんきょう)であった。
27日(にじゅうなな にち) 18:20

いよいよ 始(はじ)まる

配信(はいしん)の いいところは、自宅(じたく)で 楽(たの)しめる ことである。
開演前(かいえんまえ)は チャットで 交流(こうりゅう)もできる。
会場(かいじょう)では マスク着用(ちゃくよう) 無声援(むせいえん)だが、家(うち)なら 大声出(おおごえ だ)して ノリノリで 楽(たの)しめる。
それに、フリードリンク












約2時間(やく にじかん)、叫(さけ)びまくって 心(こころ)が 満(み)たされた。
明日(あした)からは、アーカイヴで じっくり 鑑賞(かんしょう)しよう

